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うまいカオマンガイ 7店

タイ料理の中でも日本人に人気の高い料理のひとつカオマンガイ。元となるハイナニーズチキンライスは、中国・海南省発祥の料理で、現在ではシンガポールなど多くの国で親しまれている。柔らかくジューシーな茹で鶏と、鶏の脂で炊き上げた香り豊かなご飯が特徴で、一般的には醤油、唐辛子、ニンニク、生姜などを使った特製ダレが添えられる。今回はカオマンガイがうまいと評判の7店を紹介する。

【目次】

1. チャンジャーイー|Zhang Jia Yi
2. フン|Hoong
3. タンボー|Tanbo
4. ヘーンヘーン|Heng Heng
5. サームぺー|888
6. ジュップ ジュップ|Jub Jub
7. ブン トン キアット|Boon Thoong Kiat

チャンジャーイー|Zhang Jia Yi


ベートン料理専門店のこだわりカオマンガイ

 ヤラー県ベートンで生まれ、幼い頃から中華料理を作る環境で育ったベートン料理一筋のシェフ・ウアンが、「カオマンガイ・ベートン」を中心に、伝統的なベートン地区の料理を提供するレストラン。使用する鶏肉は、タイ南部ヤラー県ベートンの養鶏場から直送。放し飼いで60日以上育てられた低脂肪でヘルシーな鶏を使用し、冷凍で輸送後、毎日店で丁寧に茹でている。オスは赤みが強く弾力のある食感、メスは柔らかく甘みのある味わいが特徴で、希望があればリクエスト可能。国境の町ベートンまで足を運ばずとも、本場の「ガイ・ベートン」が味わえる貴重な店。タイにいる間に一度は訪れたい。
Baytong Chicken Rice Set(180B):ベートンチキンの肉質は、皮がパリッとしていて脂肪が少なく、しっかりとした噛み応えが特徴。オスとメスでは肉の質が異なり、オスは噛みごたえのある食感が好きな人におすすめ。
メスは柔らかく、甘みのある味わい
Boiled Chicken Liver(140B):最高品質のカポンチキンの新鮮なレバーを使用。毎日市場に出向き、新鮮なものを厳選して仕入れているそう。レバーは何度も丁寧に洗い、臭みを取り除いた後、じっくりと茹でて柔らかい食感に仕上げられている Baytong Watercress Soup with Pork Ribs(220B):ベートン地区で、チキンに負けず劣らず人気の食材ウォータークレス(クレソン)。水が澄み、空気が新鮮な場所、特に水温20〜25度の滝周辺などで育つ。主に雨季に収穫されるため、暑季には入手が困難な場合あり 創業5年。3か月前に改装・拡張したばかりで、ランチタイムは予約不可。ディナータイムの予約は可能。
駐車場あり。クレジットカード使用不可

お店データ
TEL:092-997-1170
住所:Ari Soi 4 ​​(North side), Phaya Thai
営業時間:10:00-21:30
休:無

チャンジャーイー

フン|Hoong


低温真空調理で仕上げたしっとり鶏肉を使用

 オフィス街に位置し、ビジネスマンを中心に多くの人に愛されているカオマンガイレストラン「フン」。低温真空調 理されたしっとり柔らかな鶏肉が特徴で、ごま油香る濃厚な特製チキンストックを上からかけて頂くスタイルだ。店名の「フン」は「炊く」という意味で、ご飯の炊き方にも徹底的にこだわる。定番の鶏脂ご飯、シンプルな蒸しご飯、スパイス香るビリヤニの3種類から選べるのも嬉しい。さらに、上海出身の祖父から受け継がれた秘伝の「上海ソース」が、他では味わえない独特の風味を加えている。基本を忠実に守りながら現代風にアップデートされた奥深い味わいのカオマンガイを楽しめる一軒だ。
Combo chicken rice(159B):低温真空調理された鶏肉と2度揚げすることで、外はパリッと中はしっとりと仕上げたフライドチキンのコンボ Chicken noodles with sesame oil (169B):コシのある麺と一緒に 胸肉、もも肉、皮あり・皮なしのリクエ ストも可能

お店データ
TEL:065-590-4162
住所:Sathorn Corner, Soi Pipat 2
営業時間:9:30-20:00
休:日

フン

タンボー|Tanbo


祖母直伝レシピがきらりシンガポール式カオマンガイ

 中華街に店を構える「タンボー」は、高品質の鶏もも肉と100%ジャスミンライスを使用したシンガポールスタイルのカオマンガイ専門店。厳選された放し飼いの鶏を使用し、塩漬けと温度管理で旨味が凝縮された鶏肉を使用してる。パートナーの祖母直伝のレシピに基づいて作成した、鶏出汁にキノコを加えた特製ソースは、酸味、塩味、旨味のバランスが絶妙。ごま油とスパイスの香りが漂うライス、鶏ガラの旨味たっぷりのスープも鶏肉の美味しさを一層引き立てている。店名は富と繁栄を象徴する花「牡丹」に由来し、より個性的にと「タンボー」へ変更されたそう。中華街へ行った際に寄ってみてはいかが。 Singapore Chicken Rice(90B):特製ソースは大豆ペーストとタマリンドを使用。
生姜とネギ、生姜と唐辛子2種類のディップソースが味を引き立てる
Bolied Chicken Tendons(50B):絶妙な食感の鶏軟骨がひと口ごとに楽しめる Crispy Fried Chicken(180B)

お店データ
TEL:065-058-5505
住所:301 Yaowarat Road, Samphanthawong
営業時間:7:00-23:00
休:無

タンボー

ヘーン ヘーン|Heng Heng


25年の歴史を誇るエンポリ前の人気屋台

 BTSプロンポン駅直下、ソイ24へ向かう階段を下りてUターンしたところにあるカオマンガイ屋台「ヘーン ヘーン」。ギンガムチェックのテーブルクロスが目印のこの屋台は、夕刻の開店と共にあっという間に席が埋まる人気店。近くの市場で仕入れた新鮮な鶏肉をきれいに洗浄。香り高いご飯と柔らかな鶏肉が自慢のカオマンガイが頂ける。この場所ではオープンして5、6年ほどだが、実はフエイクワンに1号店があり、そちらは25年の歴史を誇る。人気の秘密はもうひとつ。エンポリアム前という好立地にも関わらず一皿50Bからという値段設定。近隣で働く人々にも愛され、リピーターが絶えない。
カオマンガイ(50B) 茹でた鶏肉とフライドチキンの2種類の鶏肉を載せたミックスカオマンガイ。
タイの発酵大豆ペーストと甘いチキンソースで頂く
16:00になるとスクンビット通り沿いにテーブルを並べて営業開始。鶏肉のみをテイクアウトなんてことも可能

お店データ
TEL:089-888-0282
住所:Sukhumvit Soi 24 Entrance (Next to Emporium Mall)
営業時間:16:00-20:30
休:日

ヘーン ヘーン

サームぺー|888


30年愛され続けるカオマンガイの名店

 パタナガーン通りにある「サームペー」は、創業30年を誇る老舗の食堂。看板メニューのカオマンガイを中心に、さまざまな料理が楽しめる。現在のオーナーの両親が、茹で鶏のカオマンガイ、フライドチキンのカオマンガイ、ワン タンヌードルスープの3品からスタートしたのが始まりだ。先代から取引のあるスパンブリー県の養鶏場から直接仕入れる鶏肉を使用し、ハイナニーズレシピを基にしつつ、タイ人の味覚に合わせた濃厚な味わいに仕上げている。店名の「サームペー」は、3つの「8」を意味し、鶏の鳴き声 、卵 、そして中 国で縁起が良いとされる数字を掛け合わせて名付けられたという。
ハイナニーズレシピをベースに、タイの味覚に合わせた人気のカオマンガイ(50B) 香ばしく柔らかな肉質が特徴のローストダック(150B) 自家製のタレに漬け込んだ豚肉を丁寧に焼き上げ、ピーナッツをベースにした特製ソースとともに頂くムーサテ(60B)

お店データ
TEL:02-722-7286
住所:1820 Phatthanakan Road, Suan Luang
営業時間:7:00-22:00
休:不定休

サームぺー

ジュップ ジュップ|Jub Jub


4つの味が楽しめる話題のカオマンガイ

 数年前、在住日本人の間でも話題となった、4種類のカオマンガイを一度に楽しめるお店。オーナーのジュップさんが14年前にに開業した。もともとカオマンガイが大好きだった彼女は、本格的なハイナニーズチキンライスのレシピを学び、香り高いご飯の炊き方から特製ダレの作り方までを習得。最初に提供したのは、シンプルな茹で鶏のカオマンガイだった 。その後 、お客さんから「揚げたチキンも食べたい」とのリクエストを受け、フライドチキンのカオマンガイを開発。さらに、照り焼き味、スパイシー味を考案し、一皿で4つの味が楽しめるカオマンガイが誕生した。BTSアーリー駅からすぐなので、ぜひ足を運んでみて。
定番2種に加え日本風の照り焼きソースでじっくり煮込み、しっかりと味を染み込ませた照り焼きチキンライスと、フライドチキンを細かくカットし、特製のラープシーズニングと和えて 、ピリ辛に仕上げたスパイシーチキンライスの4種の味が楽しめる 屋外のイートスペース

お店データ
TEL:086-608-6302
住所:A-one Ari, Soi Ari 1
営業時間:6:00-14:00
休:日

ジュップ ジュップ

ブントン キアット|Boon Thoong Kiat


トンロー通り沿いの老舗シンガポール式海南鶏飯

 シンガポール人オーナーによって創業されたシンガポールスタイルのハイナニーズチキンライス専門店。現在は、かつてこの店で働いていたタイ人家族が経営を引き継ぎ、その味を守り続けている。鶏肉は午前3時に届くとすぐに温水に浸し、調理を開始。温水と冷水を交互に3回繰り返す独自の調理法で、約2時間かけてじっくり仕上げる。一般的な熱湯で茹でる方法ではスープに旨味が移り、鶏肉自体の味が淡白になりがちだが、この方法なら鶏肉本来の美味しさを最大限に引き出せるという。創業24年を迎え、セントラルやロビンソンなどにも出店し、現在は12店舗にまで拡大した名店の技が光る。
鶏肉の下にもやしを敷くことで、シンガポールチキンライスの深みを残しながら味を引き締め、よりバランスの取れた味わいに仕上げている。このひと工夫が、他店とは違う個性を生み出す マレーシアの名物料理バクテー(120B)もオススメのひとつ 福建麺 Hokkien Noodles(155B)

お店データ
TEL:082-645-4416
住所:440/5, Thonglor Road
営業時間:9:00-21:00
休:無

ブントン キアット

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