2026.05.4今夜の逸軒
【今夜の逸軒】福福
Fuku Fuku
本気で旨いものを、日常価格で進化した名店が“福”を届ける
駐在者に長年愛されてきた人気居酒屋「ニュー鳥波多゛」が、「福福」と屋号を新たにリニューア ルオープンを果たした同店。「福を運び、分かち合う場所」をコンセプトに、訪れるすべての人とス タッフが “しあわせ” を感じられる空間を目指している。こだわるのは、妥協のない素材と、誠実な価格設定。「高くて旨い」は当たり前。「本気で旨いものを、日常に寄り添う価格で」という、お客様に “しあわせ” を感じてほしいというオーナーの信念だ。
看板メニューの焼き鳥は、毎朝〆の新鮮な鶏を使用。1串48 バーツ〜というリーズナブルな価格帯ながら、その品質は折り紙付き。なかでも「むね」と「レバー」は、刺身で供せるほどの鮮度を誇り、中心をミディアムレアに仕上げることで、驚くほどしっとりとした食感を実現している。かたくパサつきがちな胸肉のイメージを覆す焼き上がりだ。そして、その鮮度をより純粋に味わえるのが、鶏刺し(250バーツ)。鮮烈にクリアで、後からじんわりと広がる上品な甘みは、これほどの鮮度でなければ決して成立しない、毎朝〆ならではの一皿だ。串メニューは定番から「ちょうちん」や「ふくらはぎ」といった希少部位まで幅広く揃い、焼き鳥好きの探求心をも満たしてくれる。野菜串は1串38バーツ〜と、気軽に追加できるのも嬉しい。
おでん(260B/5P)
登場以来人気を博し、新たな看板メニューとなりつつある福福の「おでん」。昆布と鰹をベースに引いた雑味のない澄んだ出汁は、異国の地で食べるからこそ胸に沁みる。数ある具材のなかでも、関東出身なら思わず目を留めるのが「ちくわぶ」だ。出汁をたっぷりと吸い込んだもっちり食 感を、まさかこの地で味わえるとは。思いがけない出会いに、思わず頬が緩む。薬味には辛子も定番だが、ぜひ試してほしいのが相撲 味噌。ニンニクと唐辛子を効かせたピリ辛の味噌だれは、澄んだ出汁と絶妙なコントラストを生み、常連客の絶大な支持を得ている。そして、残った出汁を最後の一滴まで味わうなら、うどんを追加注文して合わせるという通な楽しみ方も。具材の旨みが溶け込んだ黄金の一杯は、一日を締めくくるのにこれ以上ないだろう。
おまかせお造り(490B/一人前)
鶏料理の印象が強い福福だが、鮮魚もまた見逃せない。豊洲市場から直接仕入れる鮮魚は、北海道から奄美大島まで、その時季に最も旨い産地のものを厳選して揃える。おまかせお造りは、季節ごとに顔ぶれが変わる一皿で、この日は生本鮪、はまち、しまあじ、金目鯛、いさきと、旬の豪華な顔ぶれが揃った。一人前とは思えない、二人分といっても過言ではないボリューム。豊洲直送の鮮魚をこれだけ堪能できるとは、と驚かずにはいられない。お造りの他にも、その日の旬の鮮魚は別紙の“おすすめ”に登場する。訪れるたびに異なる旬の味わいと出会えるのも、福福ならではの楽しみだ。
昭和の懐メロが心地よく流れる店内は、カウンター、テーブル席に加え、足を下ろしてくつろげる掘り炬燵席まで完備。日本の居酒屋に帰ってきたような、温かな空気が漂う。
お店データ
TEL:092-871-9008(田村), 02-662-1331
住所: スクンビット通りソイ33(B1F UBC ll Bldg.)
営業時間:月-木11:30-14:00, 17:30-22:30, 金11:30-14:00, 16:00-01:00, 土日11:30-01:00
休:無
P: 有









