バンコク 記念日ディナーはここで

誕生日や結婚記念日、タイへの引越し記念日など、特別なお祝いの日に訪れたいコースディナーがおすすめのレストランを集めました。いずれも料理が素晴らしいのはもちろんのこと、雰囲気もサービスも、バンコクトップクラス。１年に１度でいいんです。あなたの大切な人に、日頃の感謝を伝えてみては？

Le Normandie （ ル・ノルマンディー ）

アジアに名を馳せる老舗ホテルの最高峰フレンチ

マンダリンオリエンタル・バンコクの高級レストラン「ル・ノルマンディー」は、過去40年にわたり、バンコクの、そしてアジアのフランス料理の牽引役であり続けている。就任6年目のシェフ、ソティエ氏の手から紡ぎだされる料理の数々は、一皿ごとに思わずため息が出るほど美しく美味しい。肉や魚介、野菜などはフランスから直送しており、旬を意識しつつ五感すべてで正統派フランス料理を楽しめる。華やかな生花が飾られた店内には、クリスタルシャンデリアが煌めき、窓の外にはチャオプラヤー川の絶景も。サービスもソムリエの腕も申し分ないので、ミシュラン２つ星獲得も当然のことだろう。特別な日に毎年訪れたいレストラン。
ズッキーニとバジル、カルダモンを使ったラムのロースト。ミディアムレアがおすすめ

米酢でマリネした鯖とフェンネル。リコリスのソースとディルを添えて

目にも楽しい３種のアミューズ。ニンジンとクミンのボンボン、いくらとチーズのカナッペ、フォアグラクリームとマンゴーゼリー・カカオパウダーのせ

パイと相性抜群のにんじんのコンフィとピスタチオアイスのデセール

北海道産ウニとクリスタルキャビアのシャンパンソース。香りと食感がベストマッチ

メニュー
７コース6,200B/８コース6,800B/ワインペアリング４グラス2,600B/８グラス4,900B

Upstairs at Mikkeller （ ミッケラー ）

至福のディナーをビールペアリングとともに

ビール愛好家たち垂涎のバー「ミッケラー」は、デンマークを拠点に世界各地に店舗を構えるが、ミッケラー唯一のファインダイニングがエカマイにある。テーブルが５つだけのこぢんまりとしたレストランながら、オープンキッチンに、壁から直接顔をのぞかせるビアタップなど、居心地の良い要素がたっぷり。シカゴの名店で長年腕を磨いてきたシェフがゲストの目の前で作り出す料理は、“ビアバーの２階”という表現からは程遠いハイレベルなものだ。クラッシックとモダンの融合した料理が芸術的に盛り付けられているのに、決してスノッブな印象はない。リラックスした雰囲気の中、ここでしか体験できない上質な料理とクラフトビアのペアリングを楽しんで。
一昼夜火を入れたほろほろの豚には、チョコレート風味のモーレソースを

北海道産ホタテのムースは、アップルサイダーの酸味とあわせて

マルベリー、ルバーブ、ローズを使ったピスタチオのデザート

メニュー
10コース3,800B＋ビールペアリング（６種）1,300B

Il fumo （ イル・フーモ ）

冒険心に満ちた世界を旅するポルトガル料理

サートーン通りから一歩入ったところに、表の喧騒が嘘のように落ち着いた佇まいの一軒家レストランがある。ここでポルトガル人のシェフが供する料理は、伝統的なポルトガル料理に様々な角度から独自のツイストを加えたモダンキュイジーヌ。例えばポルトガルの国民食として知られるバカリャウ（塩漬けにした鱈の干物）も、ブラッドオレンジのソースとオリーブオイルのアイスを添え、美しい前菜に仕立てられている。どの皿も味わい深く、「大航海時代のポルトガル人なくして、日本の天ぷらもインドのビンダルーもなかった」と語る、郷土愛溢れるシェフが創る料理に、イベリア半島の風を感じるはず。肩肘張らずカジュアルに楽しめる素敵なレストランだ。
鱒のソテー・ムール貝ペースト添え、パインツリーのスープを注いで

鱈、ブラッドオレンジエマルジョン、ひよこ豆、オリーブオイルのアイス添え

ココナッツミルクのライスプディング、レモングラスソルベ入り

メニュー
５コース2,400B+ワインペアリング900B/７コース2,700B+ワインペアリング1,400B

Mezzaluna （ メッツァルーナ ）

天空に浮かぶミシュラン２つ星レストラン

昨年初めて発行された「ミシュランガイド・バンコク」で２つ星を獲得したレストラン「メッツァルーナ」。ホテルの65階に位置し、極上の料理を味わいながらチャオプラヤー川を望む絶景を堪能できる特別な場所だ。シェフの川崎氏が最高級の素材の持ち味を十二分に引き出しつつ、一流のフレンチの手法で仕上げていく料理には嬉しい驚きが溢れている。コースメニューが日本の四季に合わせて変わるのも、日本人として心を掴まれる。サービスも素晴らしく、毎日カルテットによる生演奏、誕生日や記念日ならバイオリニストがテーブルサイドでの演奏でゲストを祝福してくれる。特別感溢れるディナー体験はバンコクでの思い出深いひとときとなること間違いなしだ。
シェフの出身地である新潟の村上牛を使ったシグネチャーディッシュ。スモーキーな香りをまとった絶品

シマアジの柑橘系マリネ、マンゴーソース。ディルなどの香草が薫り高い一品

記念日用に特別にアレンジされたチーズケーキプレート

メニュー
７コース6,500B+ワインペアリング3,900B/プレミアムワインペアリング6,500B

Canvas （ キャンバス ）

天才アメリカンシェフによる驚き溢れるレシピの数々

トンロー通りに面したシックで高級感が漂う店構えのレストラン。テキサスから来たというシェフのサンダース氏は、世界35か国を渡り歩きながら、ありとあらゆる食の知識と経験を取り込んできた。シェフが繰り出す一皿一皿は、食材やハーブの組み合わせが未体験のものでありながら絶妙で、アイデアと味の両方に驚かされる。「タイ料理とか西洋料理とかジャンル分けには意味がない」と言うシェフが考案するメニューには、「〇〇風」「〇〇ソース」という表記は一切なく、食材の名前が羅列されているだけ。厳選したタイ産の素材を使い、ミックスカルチャーを見事に体現する逸品へと昇華している。特別な日にこそ、思い出に残る食体験をぜひ堪能してほしい。
鯖のソテーには、イサーン名物の蟻の卵と大豆、ディルの香りを添えて

２種の調理法の鴨肉。ピーナツとマリネしたサントールのソースが絶妙

パイナップルソース、パームシュガーアイスの組み合わせが絶妙なパンプキンのデザート

メニュー
６コース2,400B+ワインペアリング1,200B/９コース2,900B+ワインペアリング2,000B

Elements （ エレメンツ ）

リュクスな空間で楽しむ和とフレンチの邂逅

オークラプレステージに構える「エレメンツ」では、日本から取り寄せた四季折々の素材を伝統的なフランス料理の技法で調理。和の食材の持ち味を活かした軽やかなフレンチスタイルで、世界各国から訪れるグルメたちを虜にしてきた。鰹節からひいた出汁や柚子を主役にしたソースなどは、もちろん日本人の舌にも心地よく馴染む。サービス面でも非の打ちどころがなく、５つ星ホテルならではのホスピタリティで寛ぎの時間を約束してくれる。実は、去る９月に、オランダから新進気鋭のシェフを迎えたばかり。ホテルオークラ・アムステルダムのミシュラン２つ星「Ciel Bleu」と手を組み、タイのフレンチ界にさらなる進化をもたらしてくれることが期待されている。

【ドレスコード】 スマートカジュアル
【年齢制限】 なし
【サービス】 誕生日ケーキのサービスあり
メインは鴨のローストとクロケット。柚子ジュレとパンプキンソースでさっぱりと

ミョウガや芽ネギなど香味野菜とポン酢のジュレを添えたツナタタキ

遊び心のある盛り付けで目も舌も楽しませてくれるフォアグラのテリーヌ

メニュー
５コース2,800B/６コース3,600B/７コース4,400B

Red Sky （ レッドスカイ ）

日常を忘れさせるバンコク屈指の絶景レストラン

バンコク中心部のランドマークとして有名なルーフトップバー＆レストラン「レッドスカイ」。観光アテンドにはアウトドア席でのバー使いが定番だが、記念日には落ち着いた店内から絶景を眺めながらゆっくりと本格フレンチを楽しむこともできる。フランスから招いたシェフのクリスチャン・ハム氏は、大統領も通うことで知られたストラスブールのミシュラン３つ星店をはじめ、数々の有名店で研鑽を積んだ確かな腕の持ち主。気軽なアラカルトメニューもあるが、シェフの実力を存分に堪能するには、３か月毎に変わるコース料理がおすすめだ。料理とともに移りゆく夕焼け空を満喫した後は、最上階のシャンパンバーに上って、煌めく夜景にもう一度、乾杯。
メインはホロホロ鳥のパンペルデュとポルチーニのソテー

スターターは胡麻を纏わせたフォアグラとイチジクのソテー

ヴァローナのダークチョコレートムースとシャーベット

最上階に位置するシャンパンバー「Cru」

メニュー
５コース2,955B+ワインペアリング1,699B

いかがでしたでしょうか。あなたも特別な日に、大切な人と贅沢な時間を過ごしてみてはいかがですか？