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歴史とともに生きてきた創業20年超バンコク老舗レストラン7店舗!

創業20年超バンコク老舗レストラン

現在のバンコクは日本食レストランが百花繚乱。その陰には、古くは戦前から、バンコクの日本食シーンを切り開いてきたパイオニアたちの存在がありました。特集第2部では、20年以上にわたり人々に愛されてきた老舗レストランにお話を伺います。

博多・浪花

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親子2代で48年、バンコクで2番目に古い日本食屋

江波純雄さんが日本食の職人として一旗揚げようとバンコクに来たのは、今から52年前、東京オリンピックの年だった。当時、タイに関する情報はほとんど手に入らず、身一つでタイに飛び込んだという。「空港からタクシーに乗ると、パホンヨーティンからバンコクに入る国道1号線の両脇にはヤシの木が延々と並んで、いつま でも街が見えてこず不安だったことを今でも覚えています」(純雄さん)。「花屋」の初代オーナーに呼ばれ、最初は「東京レストラン」、次に 「菊水」で働き、資金を貯めて独立した。当時、日系企業はテレックスを送るため、中央郵便局のあったヂャルンクルン通りに集まっていた。そのため、日本食屋もバンコクの西側に多かった。しかし、純雄さんが自分のお店「博多」を開いたのは、スクンビット・ソイ30。1968年、スクンビットエリア初めての日本食屋の誕生である。 その後「博多」はソイ39に移転、そして現在はソイ26で営業している。1978年には2号店の「浪花」をタニヤにオープン。同じ建物の5階には「紅花」というバンコクで初めての日本式焼肉店を開いた。「牛肉の品質が今ほどよくなくて ……、ヒレ肉を10本買うと水牛が1本混ざってくるような時代でした」( 純雄さん ) 。 02 長男の純一郎さんは日本で修行した後、今から10年前に「浪花」を父から引き継いだ。次男の雄二さんも父と兄のお店を手伝った後、10年前に自身のお店「アウタールーム」をオープン。「親父と兄貴の仕事を見てきたので、同じことをやっても叶わないなという年下根性でバーを 始めました」(雄二さん)。 父・純雄さんは、「月並みだけど、ここまで続けてこられたのはお客さんのおかげ」と言う。その言葉には、裸一貫から積み上げてきた歴史に裏打ちされた深い重みがあった。父親の背中を見て育った息子たちにもその思いは伝わっている。「自分を育ててもらったお店を潰すわけにはいかないという責任があります。二代目は馬鹿だとか言われがちだけど、そうは言われたくない 。だから、人任せにせず今も毎日、自分が店に立つようにしています。」(純一郎さん)。「今のタイ人が日本人に対するリスペクトがあるのは、父と兄をはじめ先代の日本人が築き上げてきたからこそ。それを次の世代の僕たちも大事に続けていきたいです」(雄二さん) 純雄さんは2015年12月26日に永眠されました。謹んでお 悔やみ申し上げます。
博多
TEL:02-258-8351, 02-259-9154
住所:74 Soi 26, Sukhumvit Rd.
博多の店舗詳細 アウタールーム
TEL:02-662-2459 (日本語)
住所:120/21 Soi 23, Sukhumvit Rd.
アウタールームの店舗詳細 浪花
TEL:02-235-1216~8
住所:58/10- 13 Silom Rd.

酒の店

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1990年創業、人情味あふれる兄弟の居酒屋

「酒の店」と言えば、新鮮な魚料理に定評あり。週4回、朝6時の市場に自ら足を運ぶ。お客さんから “シャコが食べたい”とリクエストがあれば、漁師に頼んで獲ってきてもらうなど、美味しい魚を食べてもらうために手間を惜しまない。 今年で創業26年。12年前に父から息子へ代替わりした。兄の沙苗さんが店全般を弟の良治さんが厨房を担当。振り返れば山あり谷ありだったと言う。 sakenomise 「2008年に空港が閉鎖された時は、帰国できなくなった学生にタダでご飯を振る舞ったり、デモの時には店の前で撃ち合いがあったり。洪水の時はパタヤまで水を買いに行ったことも。本当にいろんなことが起こりました」(弟・良治さん)。 「新しことをやるより古いものを守る方が難しいと感じています。親父が苦労して育てた店を続けられるだけ、続けていきたい。今はたくさんの日本食屋があるけれど、お客さんが迷ったり悩んだりした時に思い出してもらえるお店でいたいですね」(兄・沙苗さん)。
酒の店
TEL:085-941-3141 (日本語)
住所:9/23-24 Soi Thaniya, Surawong Rd. (1号店)
B1F Wallstreet Tower Bldg., 33/9 Surawong Rd. (2号店)
酒の店の店舗詳細

秋吉

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しゃぶしゃぶが繋ぐ日本とタイの架け橋

21年前、現プラカノン駅前に「秋吉」の1号 店がオープンした。創業者は、中華系タイ人の Udomsriさん。カネボウや花王など日系企業と共に事業を営んでおり、日本から来る出張者のためにと、小さな定食屋を作ったのが「秋吉」のはじまりだ。 しゃぶしゃぶがメニューに加わったのは約10年前のこと。瞬く間に人気に火が付き、いまや“秋吉といえばしゃぶしゃぶ”と言われるお 店の代名詞になった。 02 現在のオーナーは3代目のSerinaさんだ。日本人の母、台湾人の父を持ち、東京の大学と調理師学校で学んだ後、5年前にお店を継いだ。 トンローを皮切りに8つの支店をオープンさせ、 タイ人のしゃぶしゃぶファンも増えてきている。 メニューは各店ごとに少しずつ変えているが、味の決め手となるつけダレは本店で一括調理。肉も本店で品質チェックし、選別してから各店へ配送している。「私の仕事は品質を守ること。伝統あるオリジナルの味をこれからも引き継いでいきたいと思います」(Serinaさん)。
秋吉
TEL:プラカノン店: 02-714-0791
トンロー店: 02-259-5780~1
住所: プラカノン店: 1521/1 Sukhumvit Rd.
トンロー店: 55 Soi 53, Sukhumvit Rd.
秋吉の店舗詳細

花屋

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創業77年、戦前から営業を続けるバンコク最古参店

1939年(昭和14年)、シープラヤー通りで暖簾をあげた「花屋」。中曽根首相や鈴木首相も訪れた老舗の中の老舗だ。現在は、3代目になる綿貫賀夫さんが寿司場に立ち、父が調理場を母と妹が会計を手伝っている。 創業者は賀夫さんの祖父の兄。祖父の代の時に戦争になり、日本に一時帰国して営業を中断したが、戦後、タイに戻りお店を再開させた。 02 賀夫さんは、少しずつ新しいものを取り入れ、飽きないお店づくりを目指していると言う。1年前には、葛藤の末、タイ米から日本米に切り替えた。ジャスミン米の寿司が好きだというお客さんもいたし、長年、現地の食材でやってきたという自負もあった。 伝統を守るのか、それとも時代に合わせて変化するのか、日々悩みながらお客さんに喜んでもらう方法を模索している。支店を増やすつもりはないと言う。タイの国王が唱え る“ポーピアン”(足るを知る)の精神で、基本を変えず「花屋」を守り、進化させていくのが3代 目の使命だ。
花屋
TEL:02-233-3080, 02-234-8095
住所:683 Siphraya Rd.

らあめん亭

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“日本のラーメン”をタイに広めた立役者

現在バンコクに5店舗を構える「らあめん亭」が最初のお店を開いたのは1983年のこと。バ ンコクが4か月に渡って浸水する大きな洪水のあった年である。当時、バンコクには約10店のラーメン店があったが、今も残るのは「らあめん亭」だけだとか。 創業当時は日本人のお客さんがほとんどだったが、近年はタイ人のお客さんも増えて来ているという。ラーメンブームの先駆け的存在だ。系列の「葵」は1990年にオープン。 駐在員の接待に御用達のお店として、バンコクの日本食業界を牽引してきた。 02 シェフの植木さんは、立ち上げメンバーとしてタイに来て以来、33年間「らあめん亭」の味を守ってきた。彼が育てたスタッフは延べ数百名に上る。植木さんがタイ人シェフたちに一貫して説いているのは、「料理は真心を込めて作りなさい」という教え。 「同じ材料で作れば同じ味になるわけではない。心が入っているかどうかだ」。 日本生まれの確かな味と精神は、脈々とタイに受け継がれている。
らあめん亭 スラウォン本店
TEL:02-235-4326
住所: プラカノン店: 1521/1 Sukhumvit Rd.
トンロー店: 11/1 Surawongse Rd.

はっとり

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お客さんにもスタッフにも愛される女性オーナー

「はっとり」が産声を上げたのは1991年頃のこと。肉の輸入ができない時代に、オーナー服部さん自らが時間をかけて独自の仕入れ先を開拓したことが、“安くて美味しい” 「ハットリ」の評価を確立させた。 02 今では20年近く通ってく れる常連さんも多いんだとか。「これだけ長くやってきて、も う儲ける気なんてないの。だからしばらく値 上げもしてな い」とさらっと言う。実力勝負の厳しい世界を渡り歩いてき たことを微塵も感じさせない柔和な笑顔が印象的だ。
はっとり
TEL:02-258-8793
住所:SAKURA Home, Soi 35, Sukhumvit Rd.
はっとりの店舗詳細

夢路

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年を重ね渋みを増した日本人の心のオアシス

1994年、アソーク通りから一本入ったソイ19に「夢路」が誕生。それから21年、BTSが開通すると飲食店も増え、家賃も人件費も2倍以上になった。この目まぐるしく変わるス クンビットエリアでお店を続けてきた秘訣は「気合いと根性! それに僕はお客さんに恵まれていますね」(店主小泉さん)。 カウンター越しに小泉さんと話すのを楽しみに訪れるお客さんも多い。最近は、若手駐在員からリタイア世代、タイ人や外国人観光客も訪れる間口の広いお店だ。
夢路
TEL:02-254-4399
住所:19/29 Soi 19, Sukhumvit Rd.
夢路の店舗詳細

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