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ミシュランが選んだタイ料理レストラン おすすめ15店

昨年12月、ミシュランガイド初のバンコク版が発表されました。掲載されているレストランは全126店。
タイ料理レストランでは、一つ星(素材の質、調理技術、独創性などの観点から料理のクオリティーが極めて高く、 行く価値のあるお店)が7店、ビブグルマン(3品で1,000B以下のコストパフォーマンスの高いお店)が32店、ザ・プレート(おいしい料理があるお店)が34店選ばれています。
今回は、この中から、日本人におすすめしたい一つ星とビブグルマン15店を紹介します。50Bのストリートフードから3,000B超のコースディナーまで、世界が認めたタイ料理を味わってみてください!

一つ星獲得レストラン

Sra Bua by Kiin Kiin サブア・バイ・ギンギン

一皿毎に驚きに満ちたモダンガストロノミー

コペンハーゲンのミシュラン1つ星レストラン「Kiin Kiin」を率いるシェフ、ヘンリック氏がプロデュース。伝統的なタイ料理のレシピをベースに、現代的なアレンジを大胆に加え、舌で愉しむアートピースの域へと高めている。コースメニューは、コペンハーゲンのお店と同様に季節に合わせて年に2回変更。4月からはThe Summer Journey Set(8品、所要時間は2時間半)が始まる。前菜から最後の一口に至るまで、綿密で飽きさせない構成が食の旅を記憶に残る体験へと変えてくれるだろう。5つ星ホテルのサヤーム・ケンピンスキー内にあり、格調高い雰囲気でサービスも申し分なし。 写真はいずれも4月からのディナーコース(3,200B)より。鯛にコットンキャンディ―を纏わせた前菜

氷で覆われた鮪のタルタル。ソースには醤油とみりんが使われており和のテイストが感じられる

桜から着想を得たというデザートは、口に含むと花畑にいるような華やかな香りが広がる

サブア・バイ・ギンギン
TEL:02-162-9000
営業時間:12:00-15:00, 18:00-24:00(コースL.O.21:00)
休み:なし
住所:Siam Kempinski Hotel Bangkok, Rama 1 Rd.
※短パン、サンダル不可


Jay Fai ジェー・ファイ

ごついゴーグルがトレードマークのシェフ、ジェーファイさん。厨房は昔ながらの食堂スタイル

いま、バンコクで最もアツいおばあちゃんシェフ

ミシュランガイド・バンコクが発表されるや、話題を独占したのがこちらの食堂。ストリートフード店として唯一の一つ星に輝いた。店先で鍋を振るのは72歳のオーナーシェフ。小学校すら卒業していないという苦労人だったが、自分のお店を構えて35年、世界中から観光客が押し寄せる人気店に成長した。看板メニューは、蟹身の中で最もおいしいとされる遊泳脚を300gも使用する特大卵焼きだ。ガスの匂いが料理に移るのを避けるため、昔ながらの炭火で約10分かけてじっくりとふわふわに焼き上げる。お値段1,000Bと食堂にしては高いが、シェフのこだわりがギュッと詰まった一皿だ。 蟹身がぎっしり詰まった卵焼き(1,000B)を求めて、この日は開店前から30人もの行列だった

水分を飛ばした粥ジョーク・ヘーン(400B)も人気の一品。日によって鮑など高級食材も扱う

ジェー・ファイ
TEL:092-724-9633
営業時間:14:00-1:00
休み:日
住所:327, Mahachai Rd.


Paste ペースト

ディナーコースは2,900B~。アラカルトもあり

伝統を再解釈するモダンキュイジーヌ

ゲイソーンに構えるファインダイニング。オーストラリアでタイ料理店を経営していた夫婦がオーナーシェフで、タイ宮廷料理が発展を遂げた1870~1930年のレシピを紐解き、モダンに昇華させたメニューが味わえる。高級感のあるインテリアで、お祝いなど特別な日にもおすすめ。 ペースト
TEL:02-656-1003
営業時間:12:00-14:00, 18:30-23:00
休み:なし
住所:3F Gaysorn, Phloenchit Rd.


Bo.lan ボーラーン

ハーブをたっぷり使ったヘルシーな料理

ロマンティックな一軒家ダイニング

オーストラリア人とタイ人のシェフによる“タイ料理の本質を追求”した料理は、契約農家から仕入れるオーガニック野菜をふんだんに使い、奇をてらわず、タイ料理の真髄を静かに伝えてくれる。デートにも最適な雰囲気の一軒家レストランで、夜はコースのみ(2,680B~)。 ボーラーン
TEL:02-260-2962
営業時間:火-金18:00-22:30, 土日12:00-14:30, 18:00-22:30
休み:月
住所:24 Soi 53, Sukhumvit Rd.


Nahm ナーム

アラカルトメニューのほか、2,800Bのコースも

一度は訪れてみたい名店

2001年にオーストラリア人シェフがロンドンに開いたNahmは、タイ料理レストランとして初めてミシュランの星を獲得(現在は閉店)。同シェフによりロンドンから逆輸入される形で2013年にバンコクのNahmがオープンした。ホテルならではの行き届いたサービスで会食利用も◎。個室あり。 ナーム
TEL:02-625-3388
営業時間:月-金12:00-14:00, 18:30-L.O.22:15, 土日18:30-L.O.22:15
休み:なし
住所:Como Metropolitan Bangkok, 27 South Sathorn Rd.


Saneh Jaan サネージャン

ゴージャスに奮発ディナー

大使館が並ぶウィッタユ通り沿いに2016年にオープンしたファインダイニング。アラカルトメニューのほかセットメニュー(1,200B~)も用意されており会食向き。ドレスコードはスマートカジュアル(短パン不可)。 サネージャン
TEL:02-650-9880
営業時間:11:30-14:00, 18:00-22:00
休み:なし
住所:Glass House@Sindhorn Tower, 130 Wireless Rd.


Chim by Siam Wisdom チム・バイ・サヤームウィズダム

国際派シェフが手腕を発揮

イギリスのミシュラン星獲得店で修行した後、タイに帰国し、オーシャのエグゼクティブシェフに。その後、こちらのお店へ移籍。タイの素材と西欧の調理テクニックを融合した創作タイ料理をふるまう。コースは1,950B~。 チム・バイ・サヤームウィズダム
TEL:02-260-7811
営業時間:17:00-23:00
休み:なし
住所:66 Soi 31, Sukhumvit Rd.



ビブグルマン獲得レストラン

The Local ザ・ローカル

日本人に愛されるアソークの隠れ家

築70年の趣ある邸宅を改装し、アンティーク雑貨で彩られた空間が客人を温かく迎えてくれる。オープン以来30年、変わらぬ味とサービスで評価を高めてきた。個室を3部屋備え、日本からの出張者や家族をアテンドする際の定番店として、駐在員の間でも知名度が高い。日本人に人気のメニューは、新鮮で大振りなザボンを贅沢に使ったヤム・ソムオー、舌の上でとろける食感が楽しめるパネーン、天然物の川海老に絶妙な火入れをしたクンメナーム・ヤーンなど。いずれもオーソドックスなメニューながら、口に運べば、食を愛するオーナーの哲学がひしと伝わってくる。 ザボンの飾り切りがかわいらしいヤム・ソムオー(250B)は、酸・甘・辛が調和したまろやかな味わい

川海老を炭火で香ばしく焼いたクンメナーム・ヤーン(950B)は自家製のシーフードソースとともに

カオソーイ(カレー麺)や蓮の花びらを使ったおつまみなどを盛り合せた前菜セット(250B)

ザ・ローカル
TEL:02-664-0664
営業時間:11:30-14:30, 17:30-23:00
休み:なし
住所:32-32/1, Soi 23, Sukhumvit Rd.


Soul Food Mahanakorn ソウルフード・マハナコーン

欧米人に人気のアットホームなダイニングバー

アッピアやペッピーナなどの人気店を手掛けるアメリカ人オーナーによるカジュアルなレストラン。トンロー駅から徒歩2分ほどの便利な立地で、タイ各地のストリートフードを上品にアレンジしたメニューが揃う。人気のゲーン・ハンレーは、豚バラ肉を生姜とにんにくで煮込み、タマリンドで酸味を加えた北タイの郷土料理。唐辛子を使わないタイプのカレーなので、辛いのが苦手な方にもおすすめ。いずれのメニューも化学調味料を使わず、野菜、肉ともに新鮮なオーガニック食材を選び、丁寧に調理されている。タイのお酒を使ったオリジナルカクテルとともに楽しんで。 ゲーン・ハンレー(260B)は、豚バラ肉を一度焼いてから舌の上でとろけるほど柔らかく煮込んでいる

イサーン(タイ東北)地方とチェンマイのソーセージ盛合せ(280B)は、唐辛子のディップとともに

ポークリブの煮込み(280B)は、甘酸っぱいタマリンドを加えた濃厚なバーベキューソースで

ソウルフード・マハナコーン
TEL:02-714-7708
営業時間:月-金17:00-24:00 土日11:30-15:00, 17:00-24:00
休み:なし
住所:56/10, Soi 55, Sukhumvit Rd.


Ruen Mallika ルアン・マリカー

自家農園から毎日届く新鮮な野菜を使用

タイらしさ溢れる優美な邸宅で

築180年の古民家をリノベートした店内は、タイ情緒溢れる特別な雰囲気が味わえる。伝統的なレシピを用いたタイ料理の定番メニューが並び、価格もミドルクラス。翡翠色のセラドン食器が使われ、宮廷料理さながらの盛り付けも美しい。テラス席あり、個室あり。 ルアン・マリカー
TEL:02-663-3211
営業時間:12:00-23:00 (ランチは月-金12:00-14:00 祝日除く)
休み:なし
住所:189 Soi 22, Sukhumvit Rd.


Khua Kling Pak Sod クアグリン・パックソット

南タイ名物のサトー豆と海老炒め(180B)

激辛!南タイ料理を味わうならここ

タイの中で最も辛いと言われる南タイ料理のレストラン。アットホームな雰囲気の一軒家で、チュムポーン県出身のオーナーが家庭の味を再現する。小海老を塩漬けにした調味料ガピや独特な香りのサトー豆など南部特有の食材を使うのが特徴。強烈だが爽快な辛さを堪能あれ。 クアグリン・パックソット
TEL:02-185-3977
営業時間:11:00-14:30, 17:30-21:30
休み:なし
住所:98/1 Soi Thong Lo 5, Sukhumvit 55 Rd.


Baan Somtum バーン・ソムタム

ココナッツの果肉入りソムタム(130B)

清潔感のあるイサーン料理レストラン

ミシュランに掲載されているのはスラサックの本店だが、昨年オープンしたスクンビット・ソイ40の支店でも同じメニューが食べられる。イサーン(タイ東北)地方の郷土料理ソムタム(パパイヤサラダ)がバラエティ豊かに全29種類。初心者は辛さ控えめでオーダーを。 バーン・ソムタム
TEL:02-381-1879, 095-546-9546
営業時間:11:00-22:00
休み:なし
住所:15 Soi 40 (Soi Suk Chai), Sukhumvit Rd.


Arunwan アルンワン

グアイヂャップ(55B)、ワンタンスープ(60B)

モツ好きにはたまらない老舗食堂

創業55年、3代目が切り盛りする中華系食堂(クーラーあり)。常連客のお目当てのモツ類は、丁寧に下処理されているので、臭みやしつこさが全くない。クイッティアオ(米麺のスープ)やワンタンスープに自慢のモツをゴロゴロと投入。15時閉店なので“ひるメシ”にどうぞ。 アルンワン
TEL:02-392-5301
営業時間:9:00-15:00
休み:不定休(毎月3回休み)
住所:Soi Ekkamai 15, Sukhumvit 63 Rd.


Thipsamai Phadthai Pratoopee ティップサマイ・パッタイ・プラトゥーピー

パッタイ(60B)、パッタイの卵包み(90B)

タイの国民食パッタイ専門店

一つ星ジェーファイの3軒隣。ミシュランガイドと関係なく、以前より行列の絶えない超有名店。タイ最古のパッタイ店を名乗っており、パッタイを卵で包んだのもこの店が元祖と言われる。麺はチャンタブリー県名産のモチモチ食感のセンヂャンを使用。クーラー部屋あり。 ティップサマイ・パッタイ・プラトゥーピー
TEL:02-226-6666
営業時間:17:00-2:00
休み:なし
住所:313-315, Mahachai Rd.


Prai Raya プラーイラヤー

本店はプーケットにあり

プーケット出身オーナーによる南タイ料理店。これを目当てに訪れる客も多いという看板メニュー「ゲーンヌアプー・バイチャップルー・センミー」は、とれたての新鮮なカニ肉をふんだんに使った贅沢な一皿。 プラーイラヤー
TEL:02-253-5556
営業時間:10:30-22:30
休み:なし
住所:59 Soi 8,Sukhumvit Rd.


Baan バーン

家庭料理をおしゃれに

Le Duを率いる気鋭のシェフによるカジュアルなレストラン。素材にこだわり、牛肉、ラム、鶏肉、卵などすべてがノンケミカルかつファーム直送のオーガニック。安心安全なローカル食材のみを採用している。 バーン
TEL:02-655-8995
営業時間:11:30-14:30 (L.O.14:00), 17:30-22:30
休み:火
住所:139/5 Wireless Rd.


Sanguan Sri サグワンシー

昔から変わらない味

プルーンチット駅前の一等地で高層ビルに囲まれながら、良心的な価格で頑張る食堂(クーラーあり)。中央タイと東北地方の料理を中心に、他店ではなかなか見かけない珍しい料理も。写真付きメニューあり。 サグワンシー
TEL:02-251-9378
営業時間:10:00-15:00
休み:日
住所:59/1 Witthayu Rd.


Guay Tiew Moo Rung Rueang クイッティアオ・ムー・ルンルアン

食堂デビューはここで!

スクンビット・ソイ26に構えるクイッティアオ食堂(クーラーなし)。2軒並んでいてどちらもオーナーは同じ。日本語メニューがあるので初心者でも安心。ミンチ肉がたっぷり載って食べ応えありの1杯が50B~。 クイッティアオ・ムー・ルンルアン
TEL:02-258-6746
営業時間:8:30-17:00
休み:なし
住所:Soi 26, Sukhumvit Rd.


Yentafo Convent イェンタフォー・コンベント

ピンク色のスープ!

豆腐を発酵させた紅腐乳を使ったスープが特徴のイェンタフォー食堂(クーラーなし)。見た目はインパクト大だが、味は少し酸味を感じる程度で食べやすい。クイッティアオ・クレという珍しいメニューも。1杯40B~。 イェンタフォー・コンベント
TEL:02-235-0386
営業時間:月-金7:00-17:00, 土日7:00-15:30
休み:第二日曜
住所:36/3 Convent Rd.



以上15店でした。ミシュランガイド・バンコク版(650B)は紀伊国屋などの書店で販売中です。アテンドなどの参考に皆さんもぜひチェックしてみてください☆

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