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駐在生活お悩み相談:カラオケに行っている事が妻にバレた

慣れない海外生活には、いろいろな悩みがつきものですよね。なかでも、妻・彼女やタイ人女性スタッフなど、女性とのコミュニケーションの問題に頭を抱えている方も多いのでは?ここでは、男女の心理に詳しい平松隆円先生が、状況を打破する方法を指南。少し心が軽くなる読む処方箋です。

オトコの駐在生活お悩み相談 その1

Q

接待で頻繁にカラオケに行っていることがバレて、妻の 機嫌が悪いです。タイではこれも仕事のうちと理解して もらうにはどう説明したらよいでしょうか? (32歳、既婚、駐在歴3ヶ月)

A

日本のカラオケはいわゆるカラオケボックスですが、バンコクの場合は、少し違いますよね。普通のカラオケもありますが、どちらかというと風俗のイメージが強いことは否めません。

接待が仕事だというのは、理解できますが、ボクがあなたのパートナーという立場なら、こう思うでしょう。「なんで、風俗に行くことが仕事なのか」と。「そんな、風俗に行かないとできないような仕事相手なら、やめてしまえ」といわれれば、それも正論なわけですよね。ですが、接待も業務のため、断れないあなたの立場もわかります。

気になったのは、“接待で頻繁にカラオケに行っていることがバレて”ということです。あなたはパートナーに、接待がある事は話していたものの、カラオケに行くことは隠していたんですね。それは、あなた自身が、カラオケに行くということに後ろめたさを感じ、 パートナーの機嫌を損ねるであろうことを 知っていたからです。

あなたのパートナーは、あなたがカラオケに行ったことに怒っているでしょうが、あなたが秘密にしていたということにも怒っていると思います。接待でカ ラオケに行くのは仕事だと理解してもらい、許してもらうことは難しいかもしれません。ですが、あなたがカラオケに行くことを隠していたことは、許してもらえるかもしれません。

そのためには、誠意をもって謝罪すること が大事です。心理学的にもいわれていることですが、このときに「接待なんだから仕方がないだろう」と、言い訳をしてはいけません。また、「誰のために仕事してるんだ」という逆ギレもダメです。言い訳や逆ギレ、論理的に自分を正当化したり、いいくるめようとすることは、謝罪の場面では最悪の結果を招くだけです。

付け加えると、これはビジネスでも応用できるのですが、謝罪するときは、相手より低い声でゆっくりと言葉を発することが大切です。姿勢だけではなく、声でも頭を下げると、相手に謝罪が伝わりやすいのです。

今月の処方箋:
言い訳などせず、カラオケに行くことを隠していたという点を潔く謝りましょう。低い声でゆっくり話せば、謝罪の気持ちはきっと奥様に伝わります。

平松 隆円 大学教員 / コラムニスト 京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。魅力や男女の恋ゴコロに関する心理に詳しい。現在は、タイ国立大学勤務のため生活の拠点をバンコクに移し、日本と往復しながら、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。 http://ameblo.jp/ryuenhrmt/

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