1000日目の先輩に聞け

タイ在住1292日目 タイ政府顧問の先輩

赴任間もないみなさん、タイにはもう慣れましたか?日本とは違う環境で、仕事で成果を出すにはどうしたらよいのか。約3年間バンコクに暮らす先輩に、駐在生活の成功の秘訣を聞きました。

5人目:タイ在住 1292 日目の先輩 (41歳)

senpai どのようなお仕事を?

タイ政府の国家経済社会開発委員会 (NESDB)で政府顧問として働いています。タイ及び周辺国の開発計画への助言と、日本企業がタイに進出するための仕組みづくりを担当しています。

具体的にはどんなことを?

タイ政 府とミャンマー政府がミャン マー南部ダウェーに港を造る計画が合意に至るまでをサポートしました。 両政府は大規模開発の経験が少ないため、日本の知見が求められています。“地図を変える仕事”と言うと格好がいいですが、政府要人と時間を掛けて議論をしたり、根回ししたりと泥臭い仕事です。

タイの政府関係者と働くのは難しいですか?

これまでにアジアの様々な国で仕事をしてきましたが、概してタイは働きやすい国だと思います。よく言われるように、タイ人は懐が深く、ホスピタリティも高いですね。しかし、仕事上では、駆け引き上手で、日本人以上にしたたかな外交センスを持っています。時に、能ある鷹は爪を隠すことで交渉ペースをリードするなど、政策交渉を有利に進めるためのタイの流儀には学ぶところがあります。

そのようなタイのやり方に慣れるにはどうしたらよいでしょうか。

例えば、タイの方はお互いの立ち位置を一瞬で見極めて関係を築いていくことなど、タイ人の行動をよく理解する必 要がありま す。そのためには、タイ人と友人になって、タイ人の文化行動やその背景を教えてもらうのが一番です。このような話をするに は、同世代の同じくらいのポジション のタイ人の友人を持つとよいでしょう。

友人との付き合いはタイ語ですか?

英語です。言語学習にコストをかける必要はないと思います。お互い母国語でない方がロジカルに話ができるなどのメリットもあります。

タイに来たばかりの方へアドバイスを。

どんどんタイの社会に入っておいで、と言いたいです。駐在員の中には、日本語で働いて、日本食の居酒屋に行って、仕事もプライベートも日本式で完結している方がいますが、せっかくタイにいるのにもったいないことです。タイ人とのネットワークを築ければ、それは生涯の財産になり得るものです。幸いにも、タイ人の日本への関心は高く、尊敬している人も多い。 こんな国はなかなかありませんから、 駐在の機会を活かして、タイ人との交友関係を深めてほしいと思います。

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