住田千鶴子の知ってルーヤン?

タイカルチャー基礎知識:タイの屋台文化

タイの風物詩で欠かすことができないものに、屋台飯があります。しかし、その風物詩の一つも現政権の方針により撤去が相次いでいます。スクンビット・ソイ38の屋台もなくなってしまいました。経済発展著しいバンコクで、屋台は消えてしまうのか、それとも今後もバンコクの住人の食生活を支えてくれるのか、今回はその辺りのことを考えてみたいと思います。
cultuer_26-2.jpg 先日、久しぶりにフードコートで軽い夕食を食べました。後ろのテーブルには、小さな男の子連れのベビーシッターが陣取り、買い物をしたついでにその“お坊ちゃま”に夕食を食べさせていました。ところがこのお坊ちゃまが言うことを聞かない。ベビーシッターが、鬼ごっこの鬼のように、スプーンを持って追いかけていました。子どもに食事をさせるのも大変です。中流階級以上のタイ人家庭のほとんどは、育児の多くをベビーシッターに任せるため、子どもは食べたい時に食べたい物を食べて育つ。この幼児期の体験が、タイ人の性格をチームプレイに弱く、反対に個人プレイに強くさせているのではないかと思うことがあります。

タイをはじめ、多くの東南アジア諸国では、日本では当たり前の“規則正しく1日3食”という食習慣はあまり聞きません。例えば、朝起きて何かをつまんで家を出る。会社の近くで軽く食べて、会社に入る。10時になるとおやつをつまみ、昼になると簡単な食事をして、またおやつを買って職場に戻る。5時過ぎに退社するとまた簡単な物を口に入れ、家路に就く。夕食は近所の屋台で食べるか、買って帰って家でつまみ、就寝前にまた何か口にする場合もあります。

朝が早いタイ人は、早めに会社の近くまで行き、出社時間まで朝食をゆっくりと取り、その一時を“抱腹の時”として楽しみます。タイ人と一緒に仕事をしている以上、週に1回ぐらいは、彼らと同じように職場近くの屋台飯をゆっくりと楽むというのはいかがでしょうか。う~ん、この分だと屋台はなくなりそうにないかもしれないですね。

住田 千鶴子 スミタ・トレーニング・センター&コンサルタント主宰。長年にわたり、日本人駐在員や日系企業のタイ人従業員向けのトレーニング講師、国際会議での通訳・翻訳業務に携わる。著書「タイ国とタイ人」は紀伊国屋書店等にて販売中。 http://sumitaschool.com/

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