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駐在生活お悩み相談:妻が来月出産予定で、妻の母親が1ヶ月間手伝いに来ることになりました。

慣れない海外生活には、いろいろな悩みがつきものですよね。なかでも、妻・彼女やタイ人女性スタッフなど、女性とのコミュニケーションの問題に頭を抱えている方も多いのでは?ここでは、男女の心理に詳しい平松隆円先生が、状況を打破する方法を指南。少し心が軽くなる読む処方箋です。

オトコの駐在生活お悩み相談 その11

Q

妻が来月出産予定で、妻の母親が1ヶ月間手伝いに来ることになりました。1ヶ月間お互いに気持よく暮らすために、気をつけるべきことを教えてください。
(40歳、既婚、駐在歴2年)

A

夫婦関係というのは難しいものですが、夫婦の場合は恋愛関係の時から関係を築いているわけですから、まだ理解しあえることはあります。ですが、相手の両親となると、そうはいきません。わからないことが多く、それが原因でささいないざこざを生んだりしてしまいます。あなたの不安は、まさにそのことを反映しているのでしょう。お互いのことを理解し合うというのが、当然ながら大事なことですが、そう簡単にはいきません。そこで、心理学的に考えてみたいと思います。

まず、簡単にできる方法として、できるだけ顔を合わせる機会を増やすということ。もしかしたら、仕事が忙しく、朝が早かったり、夜も遅かったりするかもしれません。ですが、この1ヶ月はできるだけお母様と一緒にいる機会を増やしてください。時間の長さではありません。頻度を増やして欲しいのです。これは単純接触という考え方で、人はより多く会う他者に対して好意を示すということが研究で明らかになっています。好意を持つ相手なら、お互いに理解し合えないことが多少あったとしても、理解しようと努めたり、許したりできますよね。それに、出産という素晴らしい機会なのですから、できるだけ奥様やお母様と一緒にいる方が、いい思い出を作れると思います。

そして、手伝いに来てくれているのだからとお母様をあてにし過ぎたり、また自分が気を遣って何かし過ぎるというのも、よくありません。人は自分ばかり何かをしたり、反対に何かしてもらう一方では不公平を感じ、不満を抱いてしまいます。事前に役割分担まで決める必要はありませんが、“お互い様”の気持ちで何かしあうことが大切です。

難しく考える必要はありません。タイ人との交流も、お母様との交流も、ある意味同じ異文化理解なのです。好意を前提に、相手のことを知ろうと思えば、自然といい関係が築けるものです。

今月の処方箋:
お母様をあてにし過ぎず、この1ヶ月間は仕事を調整して、お母様と奥様と過ごす機会をできるだけ多く作り、お互いの理解を深めるのが懸命です。

平松 隆円 大学教員 / コラムニスト 京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。魅力や男女の恋ゴコロに関する心理に詳しい。現在は、タイ国立大学勤務のため生活の拠点をバンコクに移し、日本と往復しながら、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。 http://ameblo.jp/ryuenhrmt/

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